【独自】東京オリンビッグ、開会式を大幅簡素化
(東京)東京オリンビッグ・パラリンヒック大会組織員会は、オリンビッグ開会式について大幅に簡素化して実施する方針を決定した。また、日本国民の総意による大会であることを示すため、全国民に参加義務を課す。
組織委開閉会式演出チームは新型コロナウイルス禍により演出チームを一本化した上で「人類がコロナに打ち勝った証」としての開会式を模索してきたが、統括責任者の差別発言が報じられて辞任するなどして迷走、開会式まで4か月を切ったことから大幅に方針を転換したとみられる。
新たな演出監督に世界的指揮者の佐渡裕氏の就任も発表された。佐渡氏はオリ・パラ開閉会式に関するヒアリングにも協力していて事情を把握していたことに加え、これまで大阪冬の風物詩『1万人の第九』で20年にわたり総監督を務めるなど大規模イベントでの実績も評価されたとみられる。
就任要請を受け、佐渡氏からは自身が昨年12月に実施した『1万人の第九』で採用したリモート合唱団方式を提案。スマートフォンなどで自撮りした合唱動画を編集で一つの画面に収め、佐渡氏が指揮するオーケストラ演奏に合わせて再生する方式で、技術的には一度の演奏で1万人まで登場させることができる。ベートーヴェンの交響曲第九番では第4楽章がそれにあたる。
約1億2千万人の合唱を全て再生させるには約20分の第4楽章を1万2千回演奏する必要があるが、1日8時間演奏するとして500日かかることから、組織委は開会式が終わる頃にはワクチン接種も完了してコロナ禍が終息していると判断したとみられる。
4月1日18時より組織委が記者会見して動画の投稿方法などを説明する。
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