【独占スクープ】
大阪・夢洲で“音の奇跡”が起きる!?
万博開会式「1万人の第九」に登場する新技術、なんと…糸電話だった!
2025年4月1日|EXPO2025特別企画チーム
大阪万博の開会式(4月13日午前10時)で予定されている世界的プロジェクト「1万人の第九 EXPO2025」。
その会場は、万博シンボル「大屋根リング」とウォータープラザ。円周約2kmの大屋根リングに沿って約1kmにわたり1万人の合唱団が配置され、会場南側のウォータープラザに設置されたオーケストラとソリストがそれを支える、まさに史上空前の音楽体験だ。
しかし、この壮大な演出に立ちはだかったのは「音の遅延」問題だった。
オーケストラから最も遠い合唱団員までの距離は最大450メートル。空気中の音の伝達速度(約340m/s)では、音が届くのに最大で約1.32秒のズレが発生してしまう。この“時差の第九”は、音楽的に破綻しかねない重大な懸案事項だった。
そこで白羽の矢が立ったのが…まさかの「糸電話」。
この“新世代糸電話システム”は、愛知万博終了後から20年にわたり、日本中の通信技術者が密かに開発を続けてきた極秘プロジェクト。その伝送速度は、なんと驚異の5,960m/s。これは空気中の音速の約17.5倍にあたり、距離450メートルでもわずか0.075秒という驚異的な伝達速度を誇る。
使用されるのは、超高強度のカーボンナノ糸を素材にした「EXPOフォン」。この糸を通じて、指揮者の指示とオーケストラの音がリアルタイムに1万人の耳元へと届けられる仕組みだ。
指揮を務めるのは、日本が世界に誇る名指揮者・佐渡裕(さど・ゆたか)氏。
「遠くの合唱団にも、まるで隣にいるように想いが届く。これこそが“共鳴”だと思います」と語るその目には、確かな手応えと少しの不安、そして少年のような冒険心が輝いていたという。
技術者チームの一人は、こう語る。
「スマホでもなく5Gでもなく、糸です。20年かけて“アナログの極み”をここまで進化させた我々の努力を、ぜひ耳で確かめてほしい。」
そして、大屋根リングに張り巡らされた1万本の糸電話は、まるで音の糸が未来を紡ぐように、観客の目にも心にも強く焼き付くはずだ。
「つながる未来社会」を掲げるEXPO2025。
まさかの“糸でつながる”とは、誰が予想しただろうか。
なお、このニュースの真偽については、4月1日という日付をよくご確認いただきたい。